地域とつながる、心を育むふれあい体験:安芸津中学校 × 三津保育所 ボランティア活動レポート
令和7年7月14日、安芸津中学校の生徒9名が三津保育所を訪れ、ボランティア活動を行いました。これは、総合的な学習の時間の一環として行われたもので、子どもたちとの交流を通じて、地域と一体となった教育を体験する貴重な機会となりました。
子どもたちと共に過ごす、豊かな時間
生徒たちは、子どもたちの年齢に合わせた様々な活動に参加しました。
- 年長・年中児:レストランやゲームセンターをテーマにした「お店屋さんごっこ」の準備を手伝いました。手作りのおもちゃや小物を一緒に作り、子どもたちの豊かな想像力に触れました。
- 年少児:葉っぱに絵の具をつけ、画用紙にスタンプする自然遊びを楽しみました。その後は、鉄棒やボールプール、トランポリンで元気いっぱいに遊びました。
- 3歳未満児:ボールプールやトンネルなど、安心して遊べる空間で、のびのびと過ごす姿を見守りました。
生徒たちは3人ずつ各クラスに分かれ、子どもたち一人ひとりに寄り添いながら活動をサポート。生徒たちの温かい眼差しと、子どもたちの弾けるような笑顔で、教室は活気に満ち溢れていました。

「お店屋さんごっこ」の準備の手伝い

葉っぱに絵の具をつけ、画用紙にスタンプする自然遊び

ボールプールやトンネルなど
活動を通して得た、学びと気づき
活動後には、三津保育所の先生方と生徒たちによる振り返りの会が行われました。
三津保育所の所長からは、「子どもは遊びの中で学んでいる」「自然保育を通じて五感を育てている」という保育理念が語られました。子どもたちに寄り添い、遊びを通して主体性を育む保育所の姿勢に、生徒たちは感銘を受けていました。
生徒たちからは、「絵本を読んで楽しかった」「小さい子がとてもかわいかった」「積極的に話しかけてくれて、その発想力に驚いた」といった声が聞かれ、子どもたちとのふれあいを通じて感じた喜びや気づきを生き生きと語ってくれました。
普段関わることの少ない乳幼児との交流は、生徒たちにとって保育の魅力や地域とつながることの大切さを実感するきっかけとなりました。この活動が、生徒たちが地域の一員としての意識を育み、将来への視野を広げる一歩となったことは間違いありません。
世代を超えた交流が、地域の未来を育む
安芸津中学校と三津保育所の取り組みは、世代を超えた温かい交流を生み出し、地域が一体となって子どもたちを育む地域共生社会の実現に向けた大切な一歩です。

