【安芸津活性化プロジェクト】中学生が文化祭でアイデアを発表
~中学生が描く、未来の安芸津~
これまでこのプロジェクトの中で、職場体験やボランティア活動を通じて安芸津町の現状を学び、「安芸津に何が必要か?」を真剣に考えてきました。安芸津の活性化に向け、「中学・高校生」「労働・観光者」「子育て・親」「高齢者・障がい者、支援者」という大きく4つのグループに分かれ、それぞれのテーマに沿った企画案を作成し、地域の方や専門職からの声も聞きながら、提案をブラッシュアップさせてきました。
今回は安芸津中学校の文化祭にて、3つのグループが地域の課題とその解決策について発表を行いました。
子育て支援
「子育てしやすいまち」をテーマにしたグループは、地域のスーパーにおける課題を取り上げました。
トイレやおむつ替えスペース、プレイルームなどが不足している現状を踏まえ、既存スーパーを改善し、子育て世代が安心して買い物できる環境づくりを提案。自分たちにできることとして、手作りおもちゃの制作や提供などのアイデアも披露しました。
観光振興
観光をテーマにしたグループは、廃校となった小松原小学校の活用を提案。
耐震の問題で上階の使用が難しい現状を踏まえ、1階をカフェに、広いグラウンドをキャンプ場として活用する構想を発表しました。
レモンシロップ漬けなどの地元産品を使ったお土産や、釣り・養殖体験、花見・花火・カヌーなどの四季の自然体験を通じて、安芸津ならではの魅力を発信するアイデアが盛り込まれました。
高齢者・障がい者支援
「すべての人が暮らしやすい安芸津」を目指すグループは、高齢者や障がいのある方々が地域で安心して暮らせるよう、若い世代との交流を促進するイベントの提案を行いました。
ボランティア活動や作品づくり、読み聞かせなど、誰もが参加しやすい取り組みを通じて、地域のつながりを深めることの大切さを訴えました。
発表を通じて生徒たちは、「地域の活性化には若い人の力が必要だ」と実感した様子。
時間の都合上、3組のみの発表でしたが、フロアにはすべてのグループの現段階の発表資料が展示されていました。
11月14日には、あったか笑顔のまちづくり講演会を兼ねて、大人への提言会を開催します。
安芸津の未来を担う中学生たちの声が、地域を動かす大きな一歩となることを期待しています。




